松戸と横浜の2日間と今後のこととか。

2025年4月5日(土曜日)
Crows Caw Loudly千葉県松戸市遠征。
午前3時起床。普段は寝坊するのにこういう極めて早起きの場合は寝坊しないことが多い。所謂「やるときゃやる」って感じですかね。余裕で準備して、HAIL MARYの7インチとTHE BLUE HEARTS「DUG OUT」を聴いて1日を始める。

4時30分頃、最近車を買った和田君が迎えに来てくれる。30年前の車でわりとシブい。車内でカセットテープが聴けるとのことで、早速先日作ったミックステープを早速聴きながら潤平君を迎えに行く。普段なら30分くらいは掛かるであろう道を少し巻いて到着。早朝最高。そして小牧ICから高速へ乗り千葉県松戸市へ向けて出発。
正直30年前の車って乗り心地とかどうなんだろうか…とか不安はあったが全然問題無く快適な車内で会話も弾む。掛川のサービスエリアで助手席から後部座席へ移動したがそれでも快適。潤平君が持ってきてくれたboiler frogの2nd demo、NEGAROBOのアルバム、和田君が車に置いていたHACKENSCHMIDTの2ndも久々に聴いたけど良かった。そして東京へ入る辺りでブランキージェットシティのLAST DANCEを聴いて首都高へ。ここまで渋滞も無く快適だったのに首都高はひたすら渋滞。ほとんど通勤ラッシュ的なノリでゆっくりと走る。千葉県へ入る手前で初心者ナンバーの車がレクサスへぶつかっていた…今後のカーライフに支障がないと良いな。
高速を降りて千葉県松戸市へ入ると見覚えのある光景。完全に名古屋市天白区辺りの国道302号線と瓜二つだった。急に親近感が湧くが左を見るとスカイツリーが見える。ここは千葉県松戸市だ。
10時頃、ライヴ会場のSTUDIO DUGOUT 2へ到着。まだスタジオのスタッフしか来ておらず1番乗りでした。機材を搬入してなら腹ごしらえの為、ラーメンとみ田の系列店へ行く。朝から営業はありがたい。つけ麺を食べた。和田君が中盛りを食べていてヤバかった。恐らく一発目の食事が中盛り。まだまだ若い証拠か?(今年30歳。少し感慨深い。)
スタジオへ戻るとぞろぞろと人が集まってきて、定刻通り12時からライヴが始まる。2階の2つのスタジオと3階の1つのスタジオを使った所謂サーキットイベント。常にどこかしらでライヴをしているという環境であっちへ行ったりこっちへ行ったりと動きまくる。(最終的に17000歩歩いていたとiPhoneが教えてくれた。)

Crows Caw Loudlyは1番小さい部屋でした。僕らにはこれくらいが丁度良いなと思える広さで来てくれた人がちゃんと見れたら良いなと思い機材を極限まで後ろへ下げた。なんやかんやで沢山の人に見てもらえて良かったです。(時間的にundermarkで名古屋へ呼んだ足利のeto'oと被るというまさかのタイムテーブルでしたが、セッティングを終わらせてからeto'oを少しだけ見ることができた。完全にスタジオを爆音で埋め尽くしてかっこいいライヴだった。そしてライヴを終えたeto'oはすぐに来てくれたらしいが10秒くらいで終わってしまったらしい。これは和田君が曲を1曲やらなかったのが原因です。しかも和田君自身がやりたかった曲らしい。そういう抜けてる所が最高だと思う。)
自分たちのライヴを終えてもイベントはまだ折り返し地点。あっちへ行ったりこっちへ行ったりをまた繰り返す。大トリに今回の首謀者大久保君率いるWEEPがスタジオ内の鏡が曇るほどグッチャグチャになるライヴをしてシメ。その光景を見て周りをこんなに巻き込めるバンドって凄いなと思えた。終わってから大久保君が「音楽ってやっぱり最高すね」って言葉が妙に沁みた。
全バンド見ることはできなかったけど、0.001DAY、merci merci me、ENSAの3バンドは特にライヴが良かった。

0.001DAY…噂は聞いてはいたんだけど、ライヴを生で体感してヤバさを実感。音とか楽曲も勿論良かったんだけど、ライヴがアホっぽかったのがやっぱりアガった。ギターのトム君がTOMORROWのパーカー着てたのアツかった。

merci merci me…過去に何度かライヴを見たことはあったけど、しばらくライヴは見てなかったが、SNSで情報を見ると音楽性を完全にシフトしていて、これはまさしくSCHOOL JACKETS→YOUR SONG IS GOOD的なそんな流れだなと。ライヴもめちゃくちゃゴキゲンでこの日のイベントに欠かせなかったなと思う。エノさんが僕の友達のバンドらのことを常に気にかけてくれていると聞いて嬉しかった。
ENSA…群馬や東京で対バンしたり名古屋へ呼んだり個人的に関東で遊んだりとここ数年でグッと仲良くなったバンドだったんですが、今回のライヴで解散とのこと。「最後のライヴなんて見てもしょうもない」とかちょっと思ったりしてたけど、今まで見た中でも1番良いライヴしててめちゃくちゃ最高だったのと同時にこれで最後かと思うと涙が出た。不思議な感覚ではあるが、「MOGA THE ¥5の解散ライヴで泣きながらダイヴしてる人らが続出」みたいな話ってこういうことかと知る。健君からは「また新しいバンドやるから絶対またやろう」と言われたのでその時を待とうと思う。
スタジオへ残る人は残り、帰る人は帰るという「関東風の打ち上げ」って勝手に名付けてる流れでいろんな人と喋ってたけど流石に翌日のことも考えて近くのカプセルホテルへチェックイン。風呂でも入ろうかと思ったけど、ロッカーが細過ぎてリュックの荷物を出さないと入らないというめちゃくちゃなことにムカついて風呂へ入らずそのまま就寝。ほぼふて寝。

2025年4月6日(日曜日)
VIDEO GIRL神奈川県見横浜市遠征。
8時前に起床。マスクをして寝たけど若干喉の乾燥あり。カプセルホテルはこれが大敵。
とりあえず風呂へ入る。朝から大きい風呂へ入れるのは良い。時間に余裕もあるので初めて朝からサウナへ入る。オートロウリュウサウナで通常時はそうでもなかったけどロウリュウが始まると一気に熱くなって良かった。時短だと思っている。1セットだけで終了。これで良い。

カプセル内でダラダラして9:30頃に「チェックアウトは10時」と場内アナウンスがありロッカーで荷物をまとめてチェックアウト。前日夜も何も食べていなかったのでゆで太郎で腹ごしらえ。ゆで太郎は最高。ただ、麺が冷え切っていなかったのはやや残念。あとつゆの味も微妙に違うような。コンディションかもしれないけど。すぐ裏にラーメン二郎があったけどこの週末は休業みたいでした。抜け出して行こうか考えていたけどどのみち行けなかったのか。残念。
ヒヨシというシブい喫茶店へ入りホットコーヒーを飲む。モーニングも結構ボリュームある系のお店だったのでこちらで朝食にしても良かったかなとやや後悔。隣の席に座った50代前後のカップルが会話しながらもホットコーヒーを速攻で飲み干してすぐに帰っていったファストコーヒーしていてヤバかった。
ブックオフへ行きCDをディグる。フリッパーズギターエレファントカシマシ、サーストンムーアの3枚を購入。最近サブスクで持ってないエレファントカシマシのアルバムを聴いていて安いのを見つけては買っている。やっぱり熱い音楽が好きだ。

早めに集合場所の駐車場へ行くと和田君が既に待機していた。できる男は違う。定刻よりも早く潤平君も来て出発。せっかくなのでと首都高湾岸線を使って行く。ディズニーランドの近くを通ったり物流倉庫近くを通ったり羽田空港を突き抜けたり新幹線の車両基地を通ったりと最高なドライブ。そもそもそれらに詳しい和田君と潤平君は凄い。バスガイドならぬ乗用車ガイド的な。
渋滞もなくスムーズに西横浜エルプエンテへ到着。荷物を降ろして2人と別れる。わざわざ送ってもらって感謝でしかない。アンプも持ち込めたし本当に感謝である。
エルプエンテへ着くとまだ誰もいない…と思いきや高倉健の近藤君が寝てた。起こして申し訳ない。機材だけ入れさせてもらってしばらくしたらVIDEO GIRLメンバーも到着。NEXCO中日本のトラブルもある中、スムーズに来れて本当に良かった。車内でギターとベースを弾きながら曲の確認。テレビ番組ハマラジャロードオブメジャーが車内で曲作りするシーンを思い出した。(確かデビュー前の全国ツアーでHUCKFINNへ来てた気がするし、その映像がテレビで使われてた気がする。)

15時のスタートに向けてぞろぞろと人が集まる。HONG KONG FUCK YOUメンバーが到着を待ち10分押しくらいでライヴが始まる。

ANALSKULLFUCK…速くてノイジーで凶暴でスタートからフロアも大暴れのヤバいライヴをしていた。途中でゲストVoが入った時がとにかくヤバかった。
0.001DAY…前日に続いての対バン。スタジオよりも広く存分に暴れ回ってた。最後の方にやった曲でベースだけになる瞬間がとてつもなく最高だった。やっぱりいきなりベースだけになる瞬間が好きだ。人それぞれアガるポイントはある。
六根…久々にライヴを見たけど不穏な空気ありつつ、ヘヴィ且つ速くてカッコよかった。クリーントーンで始まる曲はまさにそれ。あんな速いギター弾けるようになりたい。

leech…エルプエンテでの対バンは多分初。THINK FIXで対バンはしたけどフルメンバーじゃない編成だったのでフルメンバーでエルプエンテで見れたのは初かもしれない。中村君のライヴの仕方がカッコいいし、毎度ながら根本君のジャンプがめちゃくちゃ好きです。カッコよかったなぁ。これからも対バンしたい。
MASSPRESS…昨年のILL JOE篠崎さん企画ぶりの2回目の対バン。淡々とファストでショートなチューンを連発。とにかく速い。わからないけど、1曲でポップスのアルバム1周分くらいスネアの音聴いてる気がする。ギターの音がかっこよすぎた。

VIDEO GIRL…3回目のエルプエンテ。エルプエンテ、やっぱりテンション上がりましてテンションが手元の先へ行ってしまうというか、そんな感じで楽しくやれました。名古屋で買ったHONG KONG FUCK YOUのTシャツを着たんですが、近くにVoクリスチャンがいて「グゥッ!」って親指立ててくれたのが嬉しかった。

Fuck On The Beach…序盤ギタートラブルあったりでなんやかんやありましたが一気に巻き返す凄まじいライヴでエルプエンテ全体が最高潮。多分全員で「ファコンビ!」とシンガロングしてた気がする。とにかくヤバすぎた。
SAIGAN TERROR…初めてライヴを見たけどハードコアやメタルはたまたグラインド等々とにかく織り混ざったまさしくクロスオーバーされててカッコよかったし、フロアもめちゃくちゃになってました。

FIGHT IT OUT…2月に二万電圧で対バン時は人が多すぎてちゃんと見れなかったので、今回は早めに見れる場所へ行った。エルプエンテでのFIGHT IT OUTのライヴ映像を見ていると凄まじい映像ばかりでどんなかと思ったら曲が始まる前からフロアがヤバかった。自らモッシャーへ突っ込んでいくのもかっこよかった。
HONG KONG FUCK YOU…メキシコから来日ツアーのツアーファイナル。(追加で翌日にエクストラショーもありますが、元々はここがファイナルだったはず。)数日前に名古屋で見てライヴも凄かったですが、エルプエンテで見るライヴのが凄いライヴをしてたと思う。サウンド的にはライヴハウスなとでHUCKFINNのが爆音で良かったですが、エルプエンテのようなバーで生音でやるライヴこそバンド力が試される時だと思うし、海外の映像なんか見るとそんなものばかりだ。そういう面も含めてやっぱり凄かった。こんな凄いバンドのツアーに参加できたこと改めて凄すぎると思う。誘ってくれたエルプエンテシギーさんに最大の感謝。
ライヴを終えてバータイム的な時間を過ごして、HONG KONG FUCK YOUとVIDEO GIRLとエルプエンテスタッフくらいしか残ってないくらいに突然2mくらいある外国人男性が現れて大声で何やら言っている。「酔っ払って声デカい人来たな」くらいに思っていたけど、そんな空気でも無くなり一気にヒリつく。事情は細かくわからないが怒っていることだけはわかった。シギーさんがなんとか場を収めて、駅まで彼を送りに行くことに。英語あんまりわからないからなんだっかわからないけど、駅前で喋ってる感じではそんな怒ってなかったように思える。ただ声はデカかったのでシンプルに声がデカい人ではあった。エルプエンテへ戻り「彼は帰った」という話になると急にメキシコの民謡みたいな曲をHONG KONG FUCK YOUメンバーが流して一気にハッピーな空気になっててヤバすぎた。みんなで歌い踊るみたいなそういうやつで勝手に海外の良いところを見れたなと嬉しくなった。日本人に足りないのは多分これだなとやや反省。そういうことが知れたことも「バンドやってて良かった」と思えた。
0時位にHONG KONG FUCK YOUを見送り、僕らもホテルへ行く。ゆずで有名なあの桜木町の駅前にあるホテル。タクがスタスタと受付へ行くのでついて行くがいかにも良さげなホテルで本当に合ってんのか?と疑うが合っているらしい。調べてみると所謂チェーン展開しているホテルみたいだけどやたらと立派で驚くが室内は普通であった。
VIDEO GIRLのトニセンは野毛の街へ繰り出し、カミセンはホテルで就寝。じゃんけんの結果、ベッド2つをくっつけたデカベッド+ベッド1つというヤバい環境の中で1番過酷なベッド2つの真ん中という場所になってしまうもとにかく寝ることに集中する。しかし思ったように寝れず、トニセンが帰って来てもなんとなく起きてた。「こいつマジで真ん中で寝てるぜ!」と爆笑するトニセン。その辺りから記憶は飛んだと思う。

2025年4月7日(月曜日)
4時過ぎに起きるも2度寝して6時過ぎくらいに起きる。トニセンに掛け布団取られてましたがこれがトニセンとカミセンの差です。カミセンのタクを起こして7時位に電車で新杉田駅へ行き、杉田家のラーメンを食べる。わりとマイルドで美味でした。それにしても朝7時から満席は凄い。多分出勤前の人とかも沢山いたと思う。出勤前に美味なラーメンが食べれる神奈川県民羨ましすぎる。
戻りの電車は通勤通学タイミングなのか少しだけ混んでいた。制服を着た男子小学生らが電車の中で雑談せずに「この漢字読める?ヒントあるよ」みたいに勉強していたのが印象的でした。
ホテルへ戻り、タクは再び寝たのでこの日記を途中まで書く。せっかくだし喫茶店にでも行こうかなと考えていたらみんな起きたので喋りながら準備をする。とは言え結構ダラダラ喋ってた。間違いなく仲良しである。

11時前にチェックアウトして、タクが行きたいという餃子の翠葉という中華屋へ行く。炒飯と餃子のセットを注文したが、炒飯がとんでもない量出てきてビビる。朝ラーメンを食べたけど気合いで完食。餃子の具がパンパンで最高でした。
車へ乗り込み愛知県へ帰る。序盤はランドマークタワーがあったり、みなとみらいがあったりで盛り上がったり、先日の二万電圧で撮影してもらった映像のDVDを見ていたが、しばらくしてから天気も悪くなったりでテンションは下がっていき気付いたら寝ては起きてを繰り返す。みんな各々の時間を過ごしてた。浜松のサービスエリアで食べた650円くらいする良い感じのコーンのアイス美味だった。
北名古屋市の自宅まで送ってもらい、荷物を部屋まで運んでシャワーを浴び、2泊3日の服の洗濯や荷解きをして終了。とりあえずPALATKAのレコードを聴いてる。やっぱりかっこよすぎて最高である。続いて松戸で購入したサーストンムーアを聴く。こちらもめちゃくちゃ良い。多分ソロ音源は1枚も持ってないので他のも聴いてみたい。

Crows Caw Loudlyは来月のレコーディングに向けて最終調整とその翌月からのライヴに向けて進めていきます。さっき秋の予定も決まったところ。
VIDEO GIRLは来月5/24に東京のpenisboys / 高倉健 - splitレコ発を企画します。その後もライヴは何本か決まっています。
LongSlopeRecordsとしては先程発表されましたが、来月5/7に名古屋のDANCEBEACHの5th.Album「No Name Noise」をDANCEBEACHメンバーが運営するレーベルLeft to Right recordingsと共同リリースします。
ACADEMY FIGHT SONGとのsplitに続いてリリースに関われることになりました。また、Lyric Videoも素人ながら製作させてもらいました。「背伸びせずにやれることをやる」ってのが僕のスタンスではあるので正直素人感満載ではあると思うんですが、それでも良しとしてくれたDANCEBEACHには本当に感謝してます。

同じく来月5/28には札幌のNobody Celebrates My Birthdayの3rd.Album「閻魔」もリリースします。1ヶ月に2作のリリースは2022年のBEAGLEの7inch、ixtabの7inch以来です。(※あの時は同時リリースにしてた。音楽性も全然違うけど、1部の人が笑ってくれたのは嬉しかったな。)なので、1ヶ月2作は背伸びではないのです。Nobody Celebrates My Birthdayは札幌で活動していてそこまで多く本州で見ることはできないバンドだと思うので発売以降レコ発ツアーへ行くと思うのですが、是非ともライヴを見てもらいたいですね。

今年もまだまだ楽しくなりそう。やっぱりバンドは最高。頭良くないんでそんな簡単なことしか言えないし思えないんですが、とにかくやりたいことやれるだけやりたいな。いつもありがとう。